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キャンピングカーもデジタル時代? メルセデス・ベンツのモーターホーム・シリーズが深化!

スマートフォンで車載のガスボンベや給水タンクの状態などが確認できる「MBAC(メルセデス・ベンツ・アドバンスド・コントロール)」を採用

ダイムラーはこのほど、昨今のキャンピングカー需要の高まりを受けて、メルセデス・ベンツの乗用車あるいは商用車で展開しているキャンピングカーの専用ウェブサイト「メルセデス・ベンツ・キャンピングカー・スペシャル」を9月1日に開設した。

キャンピングカーのベースモデルとして筆頭に挙げられるのが、商用車「スプリンター」をベースにしたものだ。1995年に初代スプリンターが登場して以来、25年にわたって多くの架装会社によってさまざまなタイプが発売されてきた。

現行のスプリンターは2018年に登場した3代目。パネルバンやミニバスといったボディバリエーションを従来型から受け継ぎながら、メルセデス・ベンツ最新の対話型インフォテイメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)を、10.25インチディスプレイとの組み合わせによって搭載。さらにレーダーを用いて車間距離をキープする機能「ディストロニック」を採用するなど、メルセデス・ベンツの乗用車と同様に着実な進化を遂げている。

この3代目スプリンターをベースにしたキャンピングカーでは、モーターホームとしての使い勝手を高めるため、人間工学に基づき特別に設計された回転機能付きの運転席&助手席や、コックピットからリビングエリアにスムーズに移動するための電動パーキングブレーキなどが採用されている。

さらに一部のキャンピングカーでは、「MBAC(メルセデス・ベンツ・アドバンスド・コントロール)」を採用。これはスマートフォンのアプリやMBUXなどと連携したもので、乗員はスマートフォンで「車載ガスボンベの充填状態」や「給水タンクの残量」、「バッテリーの充電状態」、「冷蔵庫や空調の温度の確認および調整」、「(装備している場合の)ポップアップルーフの開閉」、「サウンドシステムの操作」、「アンビエントライトの操作」、「リビングエリアへのステップアップ操作」などをコントロールすることができる。

また、コネクテッド技術「Mercedes me connect」を利用すれば、事故時や故障時の対応要請や車両の遠隔診断などが受けられる。

スプリンターがベースのキャンピングカーは、今年の夏だけでも10モデル以上が発表され、ユーザーの多彩なニーズに応えている。一方、メルセデス・ベンツの乗用車「Vクラス」をベースにしたキャンピングカーとしては、今年5月に日本にも正規導入された「マルコポーロ」が挙げられる。

ちなみに、日本で正規販売されているのは「V220 d マルコポーロ・ホライズン(税込9,380,000円)」で、ポップアップルーフやロールアップ機能つきのサイドオーニング、回転式のフロントシートといった装備が採用されている。

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