従来のハッチバックと比較して最低地上高をアップ
プジョーが現在開発中とみられる、新型クロスオーバー・クーペSUVの最新プロトタイプをカメラが捉えた。
前回は308のテストミュールと、他車の影からの撮影だったが、今回は初めてそのボディを全角度から鮮明に捉えることができた。撮影したプロトタイプは、まだまだカモフラージュが厳重だが、従来のハッチバックと比較して最低地上高が高くなっていることがわかるほか、「308GTライン」に似たスリムなLEDライトが確認できる。ルーフには奇妙なライトを装備しているが、ある種の測定機器に接続されている可能性がありそうだ。
注目は両サイドのフェンダーにそれぞれポートを配置、ウィンドウの電化ステッカーからもプラグインハイブリッドモデルであることが濃厚である。市販型では、新しい「EMP2-V3」プラットフォームを、プジョー「308」、「DS4」、オペル「アストラ」と共有、マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドなど電動パワートレインのみで提供される。おそらく、1.6L「PureTech」直列4気筒ガソリンエンジンと、1つまたは2つの電気モーターを組み合わせ、最高出力225psを発揮。全輪駆動と思われ、1回の充電で最大37マイル(60km)のEV航続が見込まれているという。
市販型の車名は、これまで「4008」が有力と思われていたが、同社では10年前にコンパクトクロスオーバーに同車名を使用、市場で成功を収めることなくすぐに廃止された経緯からも、新型モデルには「408 Cross」の車名が急浮上している。
408 Cross市販型のワールドプレミアは、2022年6月中と思わる。