アルファ・ロメオは2023年のJ.D.パワー米国初期品質調査でプレミアムブランドのランキングでトップを獲得!
ステランティスジャパンは、都内の本社にて、インド・アジア太平洋地域担当最高責任者(COO)のアシュワニ・ムッパサニ氏と、アルファ・ロメオブランド最高経営責任者のジャン-フィリップ・インバラード氏のラウンドテーブルを行なった。
冒頭に登壇したアシュワニ・ムッパサニ氏は、ステランティスが北米や欧州市場以外にどれだけ注力しているかを言及。インド・アジアパシフィック(IAP)市場は、地理的に複雑で各国各市場で多様であることに加え、28億人の人口を抱えていることから、これから期待が高まるマーケットであり、2030年までに75モデルをリリースし、市場シェアを4倍に、そのうちBEVを含む電動モデルの比率は最大50%を見込んでいるという。
一方日本市場については、ユニークでニッチなモデルを投入することで成功を収めているとコメント。2024年には、ジープが2車種、アルファ・ロメオが1車種。プジョーが2車種、フィアットが1車種、シトロエンが1車種の全7モデルを導入予定とのことだ。また、復活したイプシロンをティザーで展開しているランチアブランドに関しては、皆さんから多くの要望があれば、導入の可能性はゼロではないと述べた。
続いてプレゼンテーションを行なったジャン-フィリップ・インバラード氏は、まず昨年8月に発表されたスーパースポーツ「33ストラダーレに」が、7週間以内に限定の33台が完売したことを報告。ブランドを多数抱えているステランティスで33台だけのクルマを作るというのは特別な体験だったという。
一方で、2022年のJ.D.パワー米国販売満足度指数調査で、プレミアムブランドで1位にランクされるとともに、2023年のJ.D.パワー米国初期品質調査(IQS)では、プレミアムブランドの総合ランキングでトップを獲得するなど、品質が向上していることをアピールした。
今後の展開については、2024年4月にデビュー予定の、ブランド初となるBセグメント電動モデル「ミラノ」に大いに期待しているとのこと。ミラノはBEVとPHEVモデルも用意されるようだ。さらに’25年にはDセグメントのBEV、2026年にはDセグメントにもニューモデルを投入するというアルファ・ロメオ。電動化を推し進めても、その優れたハンドリング性能が継承されることを期待したい。