ベントレー第4のモデルラインは「アーバンSUV」のBEV
ベントレー初のBEVであり、第4のモデルラインとなる新型SUV「トルカル」の概要が2026年7月6日、発表された。公開された公式情報は1枚のティザー画像と一部のスペックのみだが、モータージャーナリストの大谷達也氏は英国クルーの本社でプロトタイプの実物にいち早く対面。オフィシャル画像からは窺い知れない実車の質感や、賛否両論を巻き起こしそうな革新的ディテールなど、現時点で明かせる限りの情報を先行して解説してもらった。
新型BEV「トルカル」の全長は約5m。名称の由来はスペインの自然遺産
イギリスのラグジュアリーカーブランドであるベントレーは、同社初のBEVを今年9月23日に発表する計画であることを明らかにするとともに、そのティザー画像を公開。あわせてモデル名が「トルカル(Torcal)」であることを発表した。
ベントレーは2024年に同社の中長期戦略をまとめた「ビヨンド100+」を発表。これはその翌年に情報がアップデートされたが、それらを通じて2026年にデビューするベントレー初のBEVが「世界初のラグジュアリーアーバンSUV」であることを明かしていた。それが、「ベントレー第4のモデル」として今年9月にデビューするトルカルなのである。
現段階で明らかにされているスペックは「全長約5m、航続距離300マイル(約480km)以上」というもの。もともと謳われていた「アーバンSUV」というコンセプトは本来「コンパクト」であることを指していたはずだが、あくまでもこれはベントレー基準であって、全長5mのSUVは決して小さくない。ちなみに、同じフォルクスワーゲン・グループのポルシェ・カイエンがちょうど全長5mといえば、そのサイズ感が伝わるはず。なお、ベンテイガの全長は5125mmなので、トルカルのほうがひとまわり小さいのは確かだろう。
モデル名のトルカルはスペインの自然遺産「エル・トルカル・デ・アンテケラ(El Torcal de Antequera)」にヒントを得てつけられた模様。エル・トルカルは2億年以上前に形成された岩山が続くダイナミックな景観で知られるが、ベンテイガの名もスペインのグラン・カナリア島にある巨岩「ロケ・ベンテイガ」がモデル名の由来となっている。こうした自然の景観にインスパイアされたネーミングが、現代のベントレーの慣例なのだ。
英国本社でプロトタイプを直撃! 1枚の画像が隠し持つ“真の意図”
さて、現時点で公開されている画像は冒頭で示した1枚だけだが、筆者はイギリス・クルーのベントレー本社でトルカルのプロトタイプといち早く対面したので、その印象をここで綴っておこう。
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