アウディ「A3」シリーズに充実装備の特別仕様車「urban mode」が登場
アウディジャパンは2026年10月13日、プレミアムコンパクトモデル「Audi A3」シリーズに特別仕様モデル「Audi A3 Sportback / Sedan urban mode」を設定し、全国の正規ディーラーを通じて発売した。人気のオプションパッケージや専用装備を標準採用しながらも、戦略的な価格設定とした点が特徴である。日常の利便性と洗練されたデザインを兼ね備えた魅力的な一台となっている。
【画像4枚】これが洗練されたアーバンスタイル。機能性を高めたアウディ「A3 urban mode」の内外装をチェック
取り回しの良いボディに高効率なマイルドハイブリッドを搭載
ベースとなるのは「Audi A3 Sportback / Sedan 30 TFSI advanced」である。ボディサイズは全長がスポーツバックで4355mm、セダンで4505mmとなり、全幅は1815mm、ホイールベースは2635mmで共通している。全高はスポーツバックが1450mm、セダンが1425mmとなっており、コンパクトで取り回しの良いサイズでありながら、高い居住性を確保しているのが人気の理由である。
パワートレインは、最高出力116ps、最大トルク220Nmを発揮する1.5L直噴ガソリンターボエンジンに、高効率な7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせている。さらに、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステムを採用しており、コースティング時のエンジン完全停止やエネルギー回生機能の向上など、効率的かつ快適なドライビングを実現している。
洗練されたエクステリアと機能的なインテリア
足元には17インチの5パラレルスポークデザインアルミホイールを標準装備しており、オプションとして18インチの5ツインスポークグラファイトグレーポリッシュトも選択可能である。また、対向車や先行車を検知して自動で配光を調整するマトリクスLEDヘッドライトを採用し、夜間における視認性と安全性を大幅に高めている。
室内には、ホールド性に優れたルーティンクロス素材のフロントスポーツシートを採用し、スポーティな装いを強調した。ボディカラーには、特別設定色となるアローグレーパールエフェクトを用意するほか、メタリックペイントのマンハッタングレーメタリックやディストリクトグリーンメタリックをラインアップし、スポーツバックではグレイシアホワイトメタリックも選択可能となっている。
人気のオプションパッケージを標準化し、戦略的価格を実現
装備面での最大のトピックは、利便性の高い「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」と「ナビゲーションパッケージ」の2つを標準装備としている点である。これにより、フロントシートの電動調整機能やヒーター、サラウンドビューカメラ、アダプティブクルーズアシストといった快適・運転支援機能が網羅される。さらに、MMIナビゲーションシステムやバーチャルコックピットプラス、アウディサウンドシステムなども備わり、機能性は極めて高い。
これだけ充実した装備を誇りながらも、車両本体価格(税込)はスポーツバックが499万円、セダンが518万円と、競争力の高い戦略的な設定となっている。なお、駆動方式は前輪駆動(FWD)で右ハンドル仕様のみとなり、オプションの18インチアルミホイールを選択した場合はそれぞれ9万円高となる。
【ル・ボラン編集部より】
誕生から30年、プレミアムコンパクトの礎を築いてきたA3の真髄は、掌に収まる凝縮感のなかに上級モデル譲りの知性と品格を宿す点にある。今回の特別仕様車が搭載する116psの1.5Lエンジンは、カタログ数値こそ控えめだが、48Vマイルドハイブリッドの黒子のようなアシストと精緻なシャシーが相まって、数値以上の余裕とフラットな乗り味をもたらす。「都市の機動力」と「長距離を厭わない上質な巡航性能」という相反する要素をサラリと両立させる懐の深さこそ、アウディの流儀だ。充実の装備で500万円切りを実現した本仕様は、成熟した大人の日常を彩る最良の相棒となるだろう。
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