「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」と「クラシックドライバー」それぞれとのコラボモデル
7月4日、アストンマーティンはDB11をベースとしたスペシャルモデルを2台同時に発表した。いずれも同社のカスタマイズ部門である「Q by Aston Martin」が製作したものだ。
「ヘンリー・ロイヤル・レガッタDB11ヴォランテ」は、昨年発表されたDB11クーぺをベースとした同モデルに続くヴォランテ仕様で、ネーミングの通り、英国テムズ川上流の町、ヘンリー・オン・テムズで毎年初夏に開催されるボート競技の大会「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」との長きにわたるパートナーシップから製作されたもの。ホワイトストーンのボディ、ブラックのコンバーチブルフードにレッドオキサイド・ケイスネスのレザーインテリアを組み合わせているのが特徴だ。
エクステリアではブラックダイヤモンドのホイールやスモーク仕上げのテールランプ、ダークエグゾーストフィニッシャーなどが採用されいている。一方インテリアでは、ハンドペイントによるペールブルーのアクセントを施したテクニカルカーボンファイバー製デコレーションパネルを随所に配し、特別感が強調されている。
このモデルは7月4〜8日に開催されるヘンリー・ロイヤル・レガッタの会場で展示される。英国での販売価格は19万9995ポンド(約2930万円)とのこと。
もう1台の「DB11クラシックドライバー・エディション」は、クラシックカーコレクターや愛好家によって立ち上げられたウェブサイト「クラシックドライバー」の20周年を記念したもので、DB11 V8のクーペとヴォランテをベースに20台限定で発売される。価格は19万9275ポンド(約2919万円)からとなっている。
随所にカーボンファイバーパーツが採用されたボディは、1960年代のアストンマーティン車に採用されたチャコールグレーにインスピレーションを得たグレーにペイントされている。このグレーはパールフィニッシュが施され、陽の光の下ではグリーンにも映るユニークなカラーだ。
このエクステリアカラーに組み合わせるインテリアはアイフェル・グリーン・ケイスネスというグリーン系のレザーでまとめられている。シートのヘッドレストには専用の刺繍が施されるほか、スカッフプレートも特別なモデルを主張する表示が入る。