フル充電での航続距離は約400kmを想定
MINIが現在開発しているフルEV、「MINIエレクトリック(仮称)」テスト車両を豪雪のフィンランドでカメラが捉えた。
捉えたプロトタイプには、エンジン冷却のためのフロントグリルは無く、ドアには「Electric Test Vehicle」のステッカー、エキゾーストパイプのないリアエンドからEVモデルと判断できる。パワーユニットは、BMW「i3」に搭載されている最新の42.2kWhサイズのバッテリーが仕様される予定で、最高出力170ps、最大トルクは250Nmを発揮、0-100km/h加速は7.3秒のパフォーマンスが予想されている。1度の充電で400kmの航続が目安となるだろう。
MINIエレクトリックの充電口はフロントグリルではなく、リアウィンドゥ下のボディに備えられているのも特徴といえる。またプラットフォームを始め多くのコンポーネントを、近い将来発売されるとみられるBMWの最小EV、「i1」と共有する可能性が高いようだ。
キャビン内では、MINI初となるデジタルクラスターが採用される。楕円形デジタルディスプレイを搭載し、MINIとの差別化が図られる。
ワールドプレミアは、早ければ今秋に。遅くとも年内にはお目見えしそうだ。