誕生60周年の節目に
7月4日、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)は、フィアットの2代目チンクエチェント(NUOVA 500)が、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の常設コレクションに加わったことを発表した。
1957年に登場した2代目チンクエチェントは、今年で生誕60周年。イタリア自動車界のアイコン的存在として、芸術的価値や文化的価値に対する特別な賛辞として、今回、常設コレクションに選ばれたとのこと。
MoMAのコレクションに加わったチンクエチェントは、1965から1972年にかけて生産され、最も人気を得たFシリーズ。18psを発揮する500ccエンジンが搭載され、最高速は95km/hだった。
ちなみに、チンクエチェントは1957年から1975年にかけて400万台を生産。世界中で愛された「偉大な小さなクルマ」として、大きな成功を遂げたモデルとなった。