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光岡自動車が杉から抽出した原料で世界初の試みへ

環境にやさしい天然由来

自由な発想と遊び心があふれるオリジナル車でおなじみの光岡自動車は、「産業技術総合研究所」「森林総合研究所」「宮城化成」らのグループと共同研究で、スギから抽出した「改質リグニン」を原料に製造した自動車内外装部品を、世界で初めて実車に取り付け評価試験を開始すると発表した。

このリグニンとは、木材を構成する主要成分のひとつで、耐熱性、難燃性などに優れた素材となるといわれており、特に日本固有の樹種である「スギ」由来のリグニンは加工に秀でているため、将来的には莫大な市場規模が期待されできるというが、リグニンを利用した材料の本格的な商用化は達成されていない。

そこで、光岡自動車は改質リグニンを用いた自動車部品の開発に着目し、環境にやさしい自動車としてのブランド化を目指すとのことだ。

 


ボンネットやスピーカーボックス、アームレストなど、環境にやさしい改質リグニンを用いて製造した部品となっている。

 今後は、1年程度をかけて紫外線や温度変化などに対応できるかなどの試験を行い、改質リグニンの生産が行われる2022年を目処に実用化を目指す。

光岡自動車 https://www.mitsuoka-motor.com/

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