ニューモデル

【ジムニー徹底解剖-4】新旧ジムニー比較試乗!! 新型有利も捨てがたい先代の魅力があった!

誰にでもオフロードにおけるイージードライブを可能にさせた新型の最新デバイス

さて、ジムニーの本領ともなるオフロード性能だが、旧型よりも新型が優れていることは間違いない。ただ、単純に優れているというよりは、「誰にでもオフロードでのイージードライブが可能になった」と表現するほうが正確だろう。新型には前述したように、ブレーキLSDトラクションコントロールという、タイヤの空転によるスタックを防ぐ電子制御装置が採用されている。このデバイスはABSのユニットを流用した、簡易版のメカニカルLSDで、タイヤのトラクション性能を上回る路面状況では実に頼りになる装備だ。泥や砂、雪の路面において、特別な悪路走破テクニックを知らなくても、車両をグイグイ進ませてくれるのはすごい。ただ、テクニックを持っている人間にとっては邪魔な装備でしかない。それは、ときにこのデバイスが走破性を削ぐケースも少なくなく、実は役立つシーンは日常に限られてくるのでは……というのは率直な感想だからだ。ちなみに、トランスファーレバーがスイッチ式から手動レバー式に戻されて、昔に戻ったようだが、操作性・信頼性とも逆に向上したといえる。

新型インパネ(JB64)

旧型インパネ(JB23)

総じて、新型には紛れもなく良さがある。JB23型には熟成された良さがあったが、JB64型には造り変えただけの良さが感じられた。旧型ほどクロカン4WDというカテゴリーを意識することなく乗れる快適さが、新型ジムニーにはある。さらにSUVにはない「本物」を感じさせるデザインもまた、国内で大ウケしているファクターなのではないだろうか。

新型ラゲッジスペース(JB64)

旧型ラゲッジスペース(JB23)

テキスト:山崎友貴/フォト:宮越孝政
CARSMEET web編集部

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING