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ポルシェが叶える、重病の子どもや若者の夢! 「メイク・ア・ウィッシュ財団」との取り組み

サーキットでポルシェを運転する、一日警察官になる、プロと一緒にサッカーをする……世界中の重病を患う子どもたちの夢が叶えられた

1980年の設立以来、メイク・ア・ウィッシュ財団は50か国以上で約55万件の願いを叶えてきた。ポルシェもこれまでに、約180万ユーロ(約2億8900万円)を寄付し、356の夢を叶える活動を支援している。この数字は、ポルシェの初代モデルである356に由来している。このパートナーシップの結果、すでに200以上の願いが叶えられ、そのうち2024年だけで120の夢が叶えられている。以下はその4例だ。

ユウ(10歳。台湾)
希少疾患を患うユウは、レーシングドライバーになることを夢見ていた。彼の特別な午後は、伝説的なポルシェ・モデルのガイドツアーから始まった。その後、ユーはカスタマイズされたレーシングスーツとヘルメットを身につけた。ドライバー・ブリーフィングでは、ポルシェ911 GT3によるデモンストレーションで、最も重要なポジションとドライビング・テクニックについて学んだ。

そして待ちに待ったドライブの瞬間がやってきた。この日のために用意されたポルシェがレーストラックを疾走すると、ユーは助手席で満面の笑みを浮かべた。エキサイティングな2ラップを終えたあと、彼は思わず声を上げて笑っていた。「とても楽しかったよ。でももっとスピードが出せたらいいのに!」

【写真5枚】病と闘う子どもたちの夢を、ポルシェが叶える! 

アーヤ(10歳。アメリカ)
がんと診断されたとき、アーヤはまだ幼かった。治療中、彼はスーパーヒーローの大ファンになり、彼らのスーパーパワーだけでなく、他人を助ける姿にも感銘を受けたそうだ。そこで、アーヤは警察官に会って、自分自身がスーパーヒーローのようなものであることを少しでも体験したい、という特別な願いを持っていた。空を飛んだり、超能力を発揮したりはしないけれど、警察官は地域社会を守るために一生を捧げているからだ。

願いが叶った日、アーヤは警察の護送車で米南東部ジョージア州・コブ郡警察の訓練場に連れて行かれた。厳粛な式典で、地元警察とコブ郡消防署の両方から「平和の番人」としての宣誓を受けたのだ。カスタマイズされた警察の制服を着た彼は、その後、現実的な安全訓練、運転シミュレーション、さらには犬の飛行隊による救助活動のシミュレーションなど、エキサイティングな活動に参加することができた。その日、アーヤの願いは叶い、彼は憧れの本物のヒーローたちになることができたのだ。

クララ(9歳。ドイツ)
彼女の夢は、プロサッカー選手のアレクサンドラ・ポップのプレーを生で見ること、そして彼女に直接会うことだった。ヴォルフスブルクに到着するやいなや、クララはお気に入りのチームのジャージ一式を着せられた。そして、ヴォルフスブルクの開幕戦を応援するためにスタジアムに向かった。

クララがスタンドから祝杯を挙げるまで、わずか9分しかかからなかった。試合後、クララは憧れの選手としかるべき時間を過ごすことができた。彼はサイン入りのサッカーシャツをプレゼントして、この日をさらに忘れがたいものにしてくれたそうだ。

カイ(7歳。中国)
カイには特別な情熱がある。内気で控えめな少年だが、パンダのビデオを見るのが好きで、本物のパンダを間近で見ることを夢見ていた。3月、メイク・ア・ウィッシュがカイと彼の家族を連れて、四川省にある「中国ジャイアントパンダ観察研究センター」まで1,700kmの旅に出て、彼の夢はついに実現した。

そこでカイは、初めてパンダを間近で見て、大好きな動物を自然な環境で観察できた忘れられない瞬間を経験した。しかし、それだけではなかった。カイはパンダの次の食事の準備をし、餌やりに参加することを許可され、至福の時間を過ごせたのだ。

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