車体内外を大幅に刷新
ボルボ・カー・ジャパンは、フラッグシップ７シーターSUV「ボルボXC90」の新型モデルを発売した。新たにミラーサイクルエンジンが採用され、燃費効率が約5.3％向上したというマイルドハイブリッドのB5 AWD、プラグインハイブリッドのT8 AWD Plug-in hybridなどをラインナップし、希望小売価格（税込）は10,190,000～12,940,000円。
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現代的で自信に満ち溢れたエクステリア
フロントフェイスを一新、2方向から伸びる斜線が重なり合うパターンのフロントグリル、マトリックスデザインLEDでスリムになったトールハンマーヘッドライト、彫刻的なボンネットや新たなフロントバンパーなどにより、より現代的でダイナミックなスタイルに進化したとしている。また、ボディカラーには新色として「マルベリーレッド」が加わった。
スカンジナビアンデザインの粋を集めたインテリア
インテリアは「現代的なスカンジナビアンデザインの粋を集めた新しいフロントキャビン」とされており、ダッシュボードは従来よりも直線的な形状に。100%リサイクル素材を使用したステッチ入りテキスタイル・パネルとウッド・パネルが組み合わされている。凝ったディテールの新しい縦型エア吹き出し口も採用、改良されたイルミネーションが夜間のラグジュアリーな雰囲気をさらに演出するという。
さらにオーナーからのフィードバックに応え、キャビンをさらに実用的に再設計したとのこと。センターコンソールに追加のカップホルダーを設けるとともに収納スペースを増やし、ワイヤレス充電器をセンターコンソールの前側に移設、収納エリアと分けることで、より使いやすくなったとしている。
シートは「ファインナッパレザー」に加え、ボルボ独自のリサイクル素材とバイオ素材から作られたキルティング仕上げの「ノルディコ」や、100%リサイクルポリエステルで仕立てた「ネイビー・ヘリンボーンウィーブ・テキスタイル」などを採用、「サステナブルでありながら上質で快適な空間」を狙った。
オーディオ・システムにはスピーカーメッシュ・デザインが一新された「Bowers & Wilkinsハイフィデリティ・オーディオシステム」をオプション設定。1,410Wの高出力、19個のスピーカーとサブウーファーが、「コンサートホールや音楽スタジオにいるかのような臨場感あふれるサウンド」を実現するという。
次世代のユーザー・エクスペリエンスを提供
新しいXC90には、ボルボ最新のEVに採用されている新しいインターフェイスが導入され、センターディスプレイは従来の9インチから11.2インチに大型化、ピクセル密度も21%向上し、操作性と視認性が大幅に進化したという。
最大の変更点は、スクリーンに表示される機能の構成。マップ、メディア、電話など、よく使うアプリや操作系をホーム画面に表示、素早いアクセスを可能にしたとのこと。コンテクスチュアルバーは状況に応じて表示内容が変わり、最近使ったアプリを表示。
また、プラグインハイブリッドモデルでは、その良さを最大限活用できるよう、使いやすさの向上が図られている。数種類あるドライブモードから最適なものに簡単にアクセス可能で、例えば長距離ドライブではレスポンスとパワフルな走りを楽しみ、街の中心部では電気のみでゼロ・エミッションでの走行へと、ワンタップで切り替えられるという。
最も安全な車のひとつ
すべてのボルボ車と同様、XC90も安全性を重視。XC90では、衝突の危険を回避するため、レーダーとフロントカメラにより対向車線への逸脱を検知し、安全に自車線に戻るよう誘導する機能を搭載。不注意による道路からのはみ出しも回避可能。さらに、ブレーキとステアリングの機能により、他の車両や歩行者、自転車、動物との衝突も回避または軽減が可能とされている。
最高の乗り心地と快適性を実現
マイルドハイブリッドモデルであるXC90 B5 AWDには新しいダンパーを標準装備し、乗り心地の向上が図られている。プラグインハイブリッドモデルであるXC90 T8 AWD Plug-in hybridにはエアサスペンションを装備。車や路面、ドライバーを1秒間に500回モニターするアクティブ・シャシーと連動し、道路と走行条件に合わせて最適な車高を保ち、ダイナミックな走りと洗練された乗り心地を両立するという。どちらも車体の一部に遮音材を追加、風切り音やロードノイズを低減し静粛性を向上させたとのこと。
希望小売価格（税込）はXC90 Plus B5 AWDが10,190,000円、XC90 Ultra B5 AWDが10,990,000円、XC90 Ultra T8 AWD Plug-in hybridが12,940,000円。
