史上最もスポーティな「レンジローバー スポーツ・エレクトリック」
レンジローバーは2026年7月16日、ブランドとして2車種目となる電気自動車(EV)、「RANGE ROVER SPORT ELECTRIC(レンジローバー スポーツ・エレクトリック)」の導入を決定したと発表した。スポーティング・ラグジュアリーの新たな時代の幕開けを告げるこの意欲作は、英国の夏の祭典であるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2026のプライベート・プレビュー・イベントにて、ひと足早く披露された。
【画像5枚】スポーティング・ラグジュアリーの頂点へ。レンジローバー第2のピュアEV「スポーツ・エレクトリック」が2026年後半に詳細発表
洗練されたフォルムに秘められた、比類なき電動パフォーマンス
先行して発表されている「レンジローバー・エレクトリック」に続いて登場するこのモデルは、ひと目で「レンジローバー スポーツ」とわかる洗練された力強いプロポーションを維持しつつ、フル電動パワートレインを搭載している。
注目のパフォーマンスについては、最先端テクノロジーを結集することでより強力なパワーとトルクを実現しているという。さらに、高度なシャシー・チューニングやオーディオ・サウンドが組み合わされることで、あらゆる地形で唯一無二の走りを披露する。EVならではの余裕に満ち、五感で感じるパフォーマンスによって、電動ラグジュアリーSUVセグメントを再定義する存在となるだろう。
過酷なチャレンジのレガシーを受け継ぐ
「レンジローバー スポーツ」はこれまで、中国・湖南省の天門山にある「天国への扉」へと続く999段もの急階段の初走破や、アイスランドにある毎分750トンの水が勢いよく流れる世界最大級のカウランユーカルダムの放水路の走破など、数々の前人未踏なチャレンジに挑み成功させてきた。
今回のグッドウッド・モーターサーキットでは、こうした先駆的なパフォーマンスのレガシーからインスピレーションを得た特設コースが用意され、「レンジローバー スポーツ・エレクトリック」プロトタイプによる走行チャレンジが行われた。
レンジローバー担当マネージング・ディレクターのマーティン・リンパート氏は、次のように自信をのぞかせている。「電動パワーによって『レンジローバー スポーツ』に新たな魅力が加わります。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2026 でのプライベート・プレビューは序章にすぎません。EVならではの洗練された乗り心地と瞬時に発せられるパフォーマンス、お客様に長年愛され続けてきた『レンジローバー スポーツ』の揺ぎない個性を融合しており、今後パフォーマンス SUV を再定義するモデルとなるでしょう。」
2026年後半、全貌が明らかに
現在「レンジローバー スポーツ」には、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)、マイルドハイブリッド(MHEV)を搭載したV型8気筒ガソリンエンジン、そして6気筒ガソリンおよびディーゼルエンジンといった多様なパワートレインが用意されている。今年後半にこのフルEVモデルが加わることで、ユーザーのあらゆるニーズに応える強固な布陣が完成することになる。
史上最もスポーティなモデルにふさわしい、スリリングで魅力的な走りをもたらす「レンジローバー スポーツ・エレクトリック」。その詳細なスペックや価格等は、2026年後半に発表される予定だ。続報に期待したい。
【ル・ボラン編集部より】
2.5トン超の巨躯でありながら、とろけるような快適性と無類の速さを両立させてきたレンジローバー スポーツ。そのピュアEV化は、単なる環境対応の文脈で語るべきではない。内燃機関のV8サウンドという熱狂を捨ててまで彼らが手に入れるのは、モーター特有の瞬発力と、高度なシャシー制御による完璧なフラットライドだ。過酷な環境下でのダイナミクスと、都市部での静謐なラグジュアリー。一見相反するこれら二つの要素は、EVという新しい心臓を得ることでかつてない高次元での共存を果たすはずだ。パフォーマンスSUVの再定義という言葉に嘘はないだろう。
【画像5枚】スポーティング・ラグジュアリーの頂点へ。レンジローバー第2のピュアEV「スポーツ・エレクトリック」が2026年後半に詳細発表