ニューモデル

ミドル級では初の「M」! 新開発エンジンを搭載した「BMW X3 M/X4 M」が受注開始

それぞれにスポーツ性を際立たせた「コンペティション」を設定

ビー・エム・ダブリューは、ミドル級スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)/クーペ(SAC)では初となるMモデル、新型「BMW X3 M」および「BMW X4 M」の受注を開始。9月以降に順次納車すると発表した。それぞれにベースモデルと一層スポーツ性を高めた「コンペティション」が設定。消費税(8%)込みの車両本体価格は「X3 M」が12,680,000円で「X3 Mコンペティションは13,680,000円。「X4 M」は12,990,000円で「X4 Mコンペティション」は13,990,000円となっている。

両モデルは、BMW M社がサーキット走行を想定して開発した高性能モデル。搭載エンジンは新開発の直列6気筒ツインターボで、シリンダーヘッドのヘッドコア成形型には3Dプリント技術が初採用され、従来の金属加工技術では困難だった複雑な形状成形が可能に。さらなる軽量化を実現するとともにクーラントダクトを自由に配置することができるようになり、より効率的な温度管理を実現している。また、燃料を燃焼室に吹き込む高圧フューエルインジェクションの噴出圧が従来の200barから350barに改良。空気と燃料の混合効率が向上し、燃焼効率が大幅に改善されている。

これら最新技術に加え、従来からMモデルのエンジンに搭載されている圧力損失を最小限にする吸気ダクトや2基のターボチャージャーなどを組合せることでパフォーマンスはトップクラス。パワー&トルクはベースモデルで480㎰/6,250rpmと600Nm/2,600-5,600rpm。コンペティションでは、510㎰/6,250rpmと600Nm/2,600-5,950rpmを誇る。これらに組合わせるトランスミッションはドライブロジック付き8速ATで駆動はインテリジェント4WDシステムの「BMW M xドライブ」。さらにアクティブMディファレンシャルも搭載される。その結果、0-100km/h加速はコンペティションで4.1秒とのこと。

その内外装デザインは、Mモデルに相応しく極限までアグレッシブかつスポーティなスタイルに仕上げられている。キドニーグリルはMモデルを象徴するダブルバーを採用、エクステリアミラーは空力性能を向上させるダブルリッジ・デザインのMミラーとなりサイド・ギルにはMロゴも装備。また、コンペティションでは刺激的なサウンドを響かせる4本の直径100mmのブラック仕様テールパイプを備えたMスポーツ・エキゾースト・システムも採用された。

すでに「Ⅿ2」や「Ⅿ4」、「Ⅿ5」で定評あるコンペティションだが、前述のようにエンジンの最高出力がベースモデルより30㎰アップ。デザイン面でも、キドニーグリルやテールパイプ、ミラーキャップ、サイド・ギル、ホイールにブラックを採用している。室内回りでは、Mマルチファンクション・シートが標準装備。サーキット走行に相応しい、しっかりしたホールド感を備えながらヘッドレストにイルミネーション付きのMエンブレムが施されるなど、エクスクルーシブ性も十二分だ。

なお安全機能や運転支援システム、コネクティビティはベースモデルと同じく最新レベル。「ドライビング・アシスト・プラス」と、総合テレマティクスサービスの「BMWコネクテッド・ドライブ」は標準で装備される。

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H.Tanaka

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