テクノロジー

オイルブランドMOTULの主力製品「300V」が誕生50周年でリニューアル! 11月から国内販売を開始

半世紀におよぶ進化の歴史

フランスの潤滑油メーカー「MOTUL(モチュール)」の主力エンジンオイル製品である「300V」シリーズが進化を遂げてリニューアル。この11月より日本総輸入販売元であるMOTUL Japanから順次販売されることとなった。

1971年に世界で初めてエステル技術を活用したエンジンオイルとして発売されて以降、最新の技術革新をいち早く製品に反映し、数々のレースにおいて最高パフォーマンスと信頼性を実現してきたレーシングオイル「300V」。

1971年誕生というロングセラー製品の「300V」シリーズは、今回のリニューアルで厳選されたエステル添加剤と最高品質の合成基油を配合し、現代のエンジンやクルマ、マシンのコンディションに対応する新技術「ESTERCore(エステル コア)テクノロジー」を改良。この進化によって非常に優れた走行体験が可能になり、レーサーや一般のドライバーに「パワー」と「耐久性」そして「信頼性」をもたらし、レーシングドライバーやモータースポーツ愛好家だけでなく、一般のドライバーにもスムーズな走行体験が提供できる最適なオイルへと改良されたのだ。

この新「300V」は、非化石再生可能材料を使用した有機ベースストックを使用することにより環境への影響を抑え、製造プロセス中に発生するCO2排出量を25%削減することに成功。しかも、排気微粒子除去フィルターなどの排気ガス後処理システムにも対応し、特にエタノールなどのバイオ燃料と互換性があり、小型エンジンをLSPI(低速早期着火)から保護する。

加えて、エンジン内部の摩擦抵抗を低減することでエンジン性能の向上を実現し、パワーバンド全体が改善されることで、パワーとトルクの向上を実現。また、極限状況下においても最大限の油膜抵抗を実現する高いせん断安定性を提供することで、高いパフォーマンスはそのままにエンジンを保護するなど、「環境性能」「パフォーマンス」「耐久性」の全方位的に改良が施されている。

なお、今回新たにリリースされる「300V」は、出力重視の「Power=スプリント系」、出力と耐久を両立させた「Competition=バランス系」、エンジン保護を重視した「Le Mans=耐久系」の3シリーズに集約される。

■POWER(粘度:0W-8、0W-16、0W-20、0W-30、5W-30):非常に低い粘度グレードで、最大の出力を可能にするエンジンオイルです。低オイル燃料希釈を対象とするエンジンに対応。

■COMPETITION(粘度:0W-40、5W-40、 5W-50、 10W-40、15W-50):中間粘度グレードで、エンジン出力の向上と信頼性の確保を高次元でバランスさせたエンジンオイルです。中程度のオイル燃料希釈を対象とするエンジンに対応する。

■LE MANS:(粘度:10W-60、20W-60)新世代「MOTUL 300V LE MANS」シリーズは、最大限のエンジン信頼性を確保したオイル。耐久レースやドリフトなどの過酷なコンディション下で行われるモータースポーツに最適。その独自の特徴に加え、有名な「ル・マン24時間レース」の名前が使うことができる世界で唯一のエンジンオイルだ。

MOTUL Japan https://www.motul.com/jp/ja

LE VOLANT web編集部

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