最大383kmの航続距離が評価
米「グリーンカージャーナル」誌が主催する「2017グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー」において、シボレー・ボルトEVが同賞の栄誉に輝いた。
グリーンカージャーナル誌は10年以上に渡り、LAオートショー(現在は「オートモビリティLA」)の場でもっとも影響力のある“グリーンな“クルマを表彰してきた。このグリーン・カー・オブ・ザ・イヤーは、自動車業界の重要な環境賞として、広く認められているもので、高名な自動車愛好家ジェイ・レノ氏のほか、著名な有識者によって選出される。
今回、同賞に輝いたシボレー・ボルトEVは、ノミネートされたプリウス・プライム(日本名:プリウスPHV)やBMW330e iPerformance、クライスラー・パシフィカ・ハイブリッド、キア・オプティマPHVなどを差し置いての受賞となった。
受賞理由についてグリーンカージャーナル編集部は、238マイル(約383km)におよぶ排ガス・ゼロの航続距離、スマートなデザイン、快適な走行性能、先進的なコネクテッドテクノロジーを挙げている。
グリーンカージャーナルのロン・コーガン編集長は、次のようにコメントを発表している。
「シボレー新型ボルトEVはあらゆる意味で画期的なクルマだ。現代の電気自動車が1990年代に登場したときから、走行距離の制約は、ドライバーにとって入手可能なEVを商業化する際の最大の課題となってきた。ボルトEVはその238マイルという航続距離と入手可能な車両価格によって、この課題を乗り越えた。ボルトEVはこのマイルストーンを達成した初のEV大量生産車である」。