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【世界初公開・画像115枚】次世代「M3」プレビュー。4モーター搭載「BMW Mコンセプト・ノイエ・クラッセ」ル・マンに降臨

ル・マンで示された、完全電動化「M」の未来図

2026年6月12日、ル・マン24時間レースにおいて「BMW Mコンセプト・ノイエ・クラッセ」が世界初公開された。これは完全電動化されるBMW Mの未来を示すモデルであり、モータースポーツの技術とデザインを受け継ぐ次世代ハイパフォーマンスカーのプレビューもである。今年3月に発表された次世代EVセダンの新型「i3」をベースに、次期「M3」がどのような進化を遂げるのか、その革新の真髄に迫る。

【画像115枚】次世代Mモデルの顔つきはこれだ。「シャークノーズ」と「Mイエロー・ライト」が際立つエクステリアの全貌

バッテリー自体を骨格化。「ハート・オブ・ジョイ」が導く究極の旋回性能

ベース車両となる新型BMW i3は、全長4760mm×全幅1865mm×全高1480mm、ホイールベース2897mmという堂々たる体躯を誇る。その骨格における最大のトピックは、バッテリーのハウジング自体がアンダーボディの機能を担う「パック・トゥ・オープン・ボディ」構造だ。今回の「Mコンセプト・ノイエ・クラッセ」でも、高電圧バッテリーのハウジングが前後アクスルと構造的に統合されており、ドライビング・ダイナミクスの向上に直接的に寄与している。

新型i3は前後異種モーターのデュアル構成により最高出力463ps(i3 50 xDrive)を発揮するが、Mコンセプトでは完全電動のBMW M専用に開発された「BMW M eDrive」へと進化。4基の電気モーターと、ベース車にも搭載されている高性能コンピューター「ハート・オブ・ジョイ」内の「BMW M ダイナミック・パフォーマンス・コントロール」が組み合わされている。この車輪ごとの独立制御により、高い回生性能や限界域までの最適なトラクションが得られ、ドライビング・ダイナミクスと安全性の新境地を切り拓くという。

さらに、800Vテクノロジーと100kWh以上の容量を持つ高電圧バッテリーを備え、M専用に最適化された第6世代の円筒形セルがモーターへの電力供給や充電において極めて高い出力を発揮する。

「シャークノーズ」と「Mイエロー・ライト」。機能美を極めた空力デザイン

エクステリアは、筋肉質なショルダー部分やワイドなホイールアーチによって、一目で高性能モデルとわかるプロポーションを持つ。フロントには前傾した「シャークノーズ」が採用され、ヘッドライトとキドニーグリルが一体化している。ここにGTレーシングカーやBMW M Hybrid V8をオマージュした「Mイエロー・ライト」が組み込まれ、次世代Mモデルの新たな顔つきを形作っている。

空力性能も徹底的に磨き上げられている。V字型のフロントボンネットには、電動ドライブトレインの冷却を支える特徴的なエアアウトレットを配置。フロントエプロンには高速帆船から着想を得たトリマランスタイルのバンパーが採用され、下部にはフロントスプリッターが備わる。リアにも同様にトリマラン要素とフローティング・ディフューザーが組み込まれ、ダックテール・スポイラーがダウンフォースを高めつつリアエンドの造形にアクセントを加えている。

前後エプロンの両端には立体的な「トラック・ライト」が新たな照明演出として配置され、再解釈されたMエアロ・エクステリア・ミラーも空力性能を最適化している。また、新開発のモンツァ・レッド・メタリックの塗装と赤と青のセンターロック・ホイールが、モータースポーツとの強固な繋がりを視覚的に訴えかける。

極限まで削ぎ落とされたコクピットに宿る、次世代の「駆けぬける歓び」

インテリアは、次世代の完全電動BMW Mにおけるドライビング体験に特化し、極限まで削ぎ落とされた空間となる。新開発の前後4つのバケットシートは、天然繊維素材を使用した構造要素を統合している。バサースト・ブルーとベリー・レッドの2トーン・メリノレザーがMカラーを表現し、赤い5点式シートベルトがスポーティなキャラクターを力強く主張する。天然繊維はフロントスプリッターなどの外装だけでなく、ルーフグラフィックにはMブランディングが施された洗練された仕上げの天然繊維が初めて採用されている点も見逃せない。

ダッシュボードはブラックのニット素材で仕上げられ、M専用の六角形バックライトが浮かび上がる。ステアリングホイールやドアパネル、ロールバーには高品質なブラックのヌバックレザーがM車両として初採用され、シフトパドルやMギアセレクター、デジタルディスプレイの赤いアクセントがパフォーマンスの真髄を際立たせている。モータースポーツの技術とデザインを市販車へ移植するというMの伝統は、完全電動化の時代においても揺るぎない。このコンセプトカーは、次期M3が我々にどのような「駆けぬける歓び」をもたらすのか、その明確なビジョンを提示している。

【ル・ボラン編集部より】

内燃機関の金字塔たる直列6気筒からの決別を嘆く必要はない。4基のモーターと統合制御「ハート・オブ・ジョイ」がもたらす四輪独立のトルクベクタリングは、かつてMモデルの機械式LSDが目指した理想のコーナリング挙動を、デジタル領域で極限まで高めるものだ。重いバッテリーをあえて骨格として利用する合理的設計も、理詰めによるダイナミクス追求というMの伝統的文脈に極めて忠実である。EVでありながら、ドライバーの五感を激しく刺激する野性味を備える。次期M3は、モータースポーツの熱狂を次世代へと繋ぐ歴史的転換点となるはずだ。

【画像115枚】次世代Mモデルの顔つきはこれだ。「シャークノーズ」と「Mイエロー・ライト」が際立つエクステリアの全貌

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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