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「メルセデスAMG GT」が4シーターのニュルブルクリンク最速に

ラップタイムは「7分25秒41」

ダイムラーは10月31日、今年3月のジュネーブ・ショーで初公開された「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」でニュルブルクリンク北コースのタイムアタックを実施。量産型4シーターモデル最速となる「7分25秒41」のラップタイムを記録したことを発表した。

タイムアタックに使用されたモデルはトップグレードの「AMG GT 63S 4マチック+」。パワートレインは、639ps/900Nmを発揮する4リッターV型8気筒ツインターボとAMGスピードシフトMCT 9Gの組み合わせで、4WDシステムは「AMGパフォーマンス4マチック+」を採用。3.2秒の0-100km/h加速タイム、そして315km/hの最高速を誇る。

このモデルには後輪操舵機構のアクティブリアアクスルステアリングや電子制御リアアクスルデフロック、AMGダイナミクス・アジリティプログラムといった高水準のパフォーマンスに寄与するアイテムが標準で装備されている。ラップタイム計測時はオプション設定されているミシュランのパイロットスポーツ・カップ2タイヤを装着し、サーキットトラックにおけるこのモデルのパフォーマンスが最大限に引き出された。なお、タイム計測はニュージーランドのエキスパート「wigsソリューションズ」によって正確に測定されたことが伝えられている。

少々ややこしい話だが、量産型“4シーター”モデルの最速になったのは、すでに量産型“4ドア”モデルで最速記録を持っているモデルが存在しているから。それは世界300台の限定モデル「ジャガーXE SVプロジェクト8」で、タイムは7分21秒23。XE SVプロジェクト8は、後席を取り去った2シーターの状態でタイムアタックをしたことから、量産型“4ドア”モデル最速になったようである。

ともあれ、量産型4シーターモデル最速の称号を得た「AMG GT 63S 4マチック+」の走りは下記動画で。コースの終盤の長いストレートでは、290km/hを超えるトップスピードが確認できる。

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