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フェラーリが進歩的な塗装技術を自動車メーカーで初採用

ベースコートは61種類以上に

8月2日、フェラーリは低温塗装技術のローベイクペイントの導入により、世界で初めて「ローキュアクリアコート技術」を採用した自動車メーカーになったことを発表した。

フェラーリは2004年に、環境負荷を大幅に低減する水系塗料システムを世界で初めて導入しているが、今回導入された塗装システムは、特別に配合されたクリアコートを採用。通常では150度で焼き付けている塗装を、100度で焼き付けることが可能となる。これによってエネルギーコストの削減や塗装プロセスの持続性を向上させることが可能になった。

さらにこの技術は、カーボンファイバーや複合材のコンポーネントをボディと一緒に焼き付け塗装することが可能となり、パーツに塗装する色の均一性が保てるメリットも生み出す。

さらにローキュアクリアコート技術により、金属性のベースコートと光沢あるいは艶消しのクリアコートを組み合わせることで、ベースコートのバリエーションは61種類以上に広げることができるようになった。

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