世界の傑作車スケルトン図解

現在の小型車が導入した方程式を自動車史上初めて成功さえた名作「フォルクスワーゲン・ゴルフ」【世界の傑作車スケルトン図解】#06-1

コンパクトハッチバックのパイオニア、そしてベンチマークとなった傑作

横置きエンジンによる前輪駆動と、実用性に富んだハッチバックボディ。現在では、ほぼすべての小型車に導入された方程式を自動車史上初めて成功させた名作がフォルクスワーゲン・ゴルフ。また高性能版「GTI」は、「ホットハッチ」の代名詞となったほか、ダウンサイジング化やデュアルクラッチトランスミッションの導入など、環境技術においても世界のリーダーとして君臨し続けている。

VOLKSWAGEN GOLF I

1:その後も長くゴルフの外観を特徴付けた幅広のリアクォーターパネル(Cピラー)
2:トーションビームとトレーリングアームをコイルスプリングで支えるリアサスペンション
3:すっきり清潔感あふれるボディはジョルジェット・ジウジアーロ(イタル・デザイン)の作
4:マクファーソンストラットとコイルスプリングのフロントサスペンション
5:エンジンとギアボックスを横置きに並べるダンテ・ジアコーザ式パワートレインを採用
6:フロントに横置きのシングルカム4気筒エンジン。1.1Lの50psと1.5Lの75psに、GTI用の1.6L 110ps仕様があった。

VOLKSWAGEN GOLF

■生産年:1974年〜
■生産台数:約3200万台(ゴルフI~VII、派生モデル含)
■国籍:ドイツ

Specification/VOLKSWAGEN GOLF I(2ドア)
■全長×全幅×全高=3705×1610×1410mm
■ホイールベース=2400mm
■車両重量=775kg
■エンジン種類=水冷直列4気筒SOHC
■排気量=1471cc
■最高出力=70ps(51kW)/5800rpm
■最大トルク=7.9kg-m(77Nm)/3000rpm
■トランスミッショッン形式=4速MT
■サスペンション形式=前 ストラット、後 トーションビーム
■ブレーキ=前 ディスク、後 ドラム
■タイヤサイズ=155-13

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