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あらゆるシーンで活躍する新型ジムニー・ホンキのアドベンチャー仕様【ジムニー天国2020】

超ロングストロークダンパー、驚きの衝撃吸収性

ディフェンダーを彷彿させるルックスのJB64 。最新のBFG MT 205/80R16を装着し、3インチアップというひと際存在感のある仕様で登場。

モトレージでは、さまざまなリフト量とハード、ソフトのコイルスプリング計6種を準備。今回インプレッションに持ち込んだのは、TERRAコイルの3インチアップソフトと、スーパーロングタイプのビルシュタインダンパーの組み合わせ。フロント500mm、リア540mmの長さを誇るスーパーロングビルシュタインダンパーに、モトレージが設定した減衰力の組み合わせでインプレッション開始だ。

ルーフトップをホワイトに塗ることで印象が変わる。グリーンにホワイトのルーフはかなりお洒落だ。

まずオンロード。実はちょっと驚いたことがある。BFGには申し訳ないが、今回発売された205/80R16は、JB64にはオーバースペックすぎてかなりエアを落とさないと乗り心地が悪い。それがこのモトレージのJB64では感じない。タイヤの弾む感覚までも吸収し、乗り心地をキープしているのだ。

モトレージのスポーツグリルは、ディフェンダーを彷彿させる。このグリル1つでヨーロピアンに早変わり。

初期ストロークはソフトで積極的に動いている。しかし、ふらつき的に感じる動きは皆無。コーナーでのロールも、自然でありながら適度に踏ん張る。回頭性はニュートラル。路面の継ぎ目などの衝撃は驚くほどソフトにいなしている。

後方視界の確保にもっとも有効なのがこのミラー。リフトアップ時の安全を手軽にゲットだ。

次にオフロード。スーパーロングタイプのビルシュタインダンパーが抜群の仕事をしており、はっきり言って今回のモーグルセクションでは足を浮かすことがほとんどなかった。

サイドデカールに見えたのは、着せ替え可能なマグネットシート。オフロードでの飛び石や、小枝によるキ ズの軽減に有効。

急激なアクセルオンに対してまったく暴れない車体。ドライバーのコントロールでスライドとグリップが自由に行使できるサスペンション。余談だが、ボディサイドのデカール。これ、マグネット式で飛び石を防ぎつつ着せ替えができる。

足まわりは信頼のモトレージオリジナルTERRAサスペンションキットが組み込まれている。

魅力たっぷりのモトレージJB64。初めて乗って驚きの連発だった。

ワークのCRAG SJ1は、5本スポークのスタンダードなデザインながら奥行きがありスタイリッシュ。

テストドライバー:那須一博 ジムニー天国2020より転載

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