ニュース&トピックス

名車190EエボIIが『フォートナイト』に実装。メルセデスが提示する次世代AIとブランド体験の現在地

メルセデスの本気度が凄い……!

メルセデス・ベンツは、2026年8月26日より30日までドイツ・ケルンで開催された世界最大級のゲーム展示会「Gamescom 2026」に出展し、同社のイノベーション140周年を記念した大規模なブースを展開。Epic Gamesやソニー・インタラクティブエンタテインメント、Sennheiserなどの企業との協業により、自動車の伝統と現代のゲーム文化を掛け合わせたアプローチが特徴である。

【画像9枚】クルマ好きもゲーマーも唸るメルセデス・ベンツの超絶ブースを仮想体験

伝説の名車が人気ゲームに登場

本イベントにおける目玉のひとつが、1990年代に活躍したモータースポーツの伝説的モデル「190E 2.5-16 Evolution II」のゲーム内実装である。同モデルは人気タイトル『Fortnite』および『Rocket League』においてプレイアブル車両としてデビューした。これにより、すでにゲーム内で利用可能となっている新型CLAやメルセデスAMG GT 63 S 4ドアクーペに続き、3車種目のメルセデス・ベンツ車両が仮想空間に登場することとなった。

多彩な体験を提供するインタラクティブ・ゾーン

会場のブースでは、来場者が直接体験できる複数のエリアが設けられた。レガシー・ホールは、1886年からの140年の歴史をデジタル技術で振り返る展示エリア。次世代モビリティのビジョンを示すショーカー「VISION ICONIC」が実車展示されるほか、歴代のPlayStationコンソールと『グランツーリスモ』を通じて、ゲームファンが自動車史を追体験できる空間となっていた。

AMGパフォーマンス・ガレージには、新型「メルセデスAMG CLA 45 4MATIC+」と「メルセデスAMG GT 53 4ドアクーペ」を展示。エリア内には2つの新型ステアリングを備えたMOZAレーシングシミュレーターが設置され、Sennheiserの最新ヘッドフォンを用いた『アセットコルサ』のシムレース対戦も体験可能だ。

ゲーム体験エリアでは、50台のゲーミングPCを設置した「Fortniteアイランド」や、6台のPlayStation 5を用意した「Rocket Leagueアリーナ」が展開され、来場者は実際にゲーム内でメルセデス・ベンツの車両を操作できる。

次世代技術「MB.OS」と生成AIの統合

また、車両のデジタル化を推進する次世代の独自基盤「メルセデス・ベンツ オペレーティングシステム(MB.OS)」のデモンストレーションも行われている。来場者は展示されている電動版CLAに乗り込み、Unityの3Dゲームエンジンと14インチの助手席用ディスプレイを活用した「MBUXスーパースクリーン」を体験できる。

搭載されている「MBUXバーチャルアシスタント」は生成AIを基盤としており、複雑な音声要求や会話の文脈を理解し、ドライバーを先回りしてサポートする機能を持つ。この技術について同社は、「ブランドの理念である『Welcome home(おかえりなさいませ。私たちがしっかりとサポートいたします)』という約束を、ユーザーを真に理解するテクノロジーへと変換したものです」とコメントし、最新技術が顧客体験の向上に直結していることをアピールしている。

【ル・ボラン編集部より】

伝説の「190E 2.5-16 エボII」の熱狂と、生成AIを統合した次世代「MB.OS」。かつての泥臭いモータースポーツの歴史と、無機質な最先端デジタル技術は対極にあるように思える。だがメルセデスは、これらを全く違和感なく高い次元で共存させてみせた。文脈を理解するAIアシスタントは単なる機能ではなく、彼らが掲げる「Welcome home」を体現する血の通った知能だ。それは極限領域でドライバーと濃密な対話を求めた名車たちの精神的系譜と言えよう。伝統と革新を編み込む手腕に感服させられる。

【画像9枚】クルマ好きもゲーマーも唸るメルセデス・ベンツの超絶ブースを仮想体験

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Mercedes-Benz
LE VOLANT web編集部

AUTHOR

注目の記事
注目の記事

RANKING