ニュース&トピックス

【ベントレー】光るフライングスパーと名車スモーキーの競演。伊「トゥット・ベネ」で体現したブランドの美学

ベントレー、イタリアの祭典「トゥット・ベネ」で新旧のハイパフォーマンスを披露

ベントレーモーターズは2026年9月10日、イタリアのマッジョーレ湖畔で開催された自動車イベント「トゥット・ベネ」に参加したと発表した。先月の米モントレー・カー・ウィークに続く2度目のコラボレーションとなる本イベントでは、数千人の観衆を前にヒルクライムや車両展示を実施。戦前のクラシックモデルから最新の特別仕様車まで、同社の歴史と多様性を体現する多彩なラインナップがイタリアの地を駆け抜けた。

【画像15枚】暗闇で光る特別仕様車からル・マン優勝車まで。イタリアの地を駆け抜けたベントレーの走りを見る

スピードではなく「スタイル」を競うヒルクライム

イベントの目玉となったのは、マッジョーレ湖とストレーザの町を見下ろすモッタローネ山での全長6kmに及ぶヒルクライムである。このコースは単なるタイムの速さではなく、「スタイルと遊び心」が評価の基準となるユニークなものだ。自動車文化やデザインに対する情熱を共有する熱狂的なファンが集うこの舞台で、ベントレーは自社の誇るハイパフォーマンスモデルを走らせ、VIPゲストに圧倒的なスピード体験を提供した。

コースに登場したのは、過去と現在の異なる頂点を示す2台のマシンである。1台は、トラビス・パストラーナがベントレー工場周辺で豪快なドリフト走行を披露したことで知られる「フル・センド」スーパースポーツ。そしてもう1台は、過酷なコースとして名高いパイクスピークで活躍した2018年型の「ベンテイガ」である。2台の猛烈な走りは、集まった多くの観衆を大いに沸かせた。

暗闇で輝くフライングスパーと熱狂を呼ぶ名車たち

ヒルクライムの熱気から一転、イベントの拠点である「バール・スタジオーネ」では、ベントレーの美学と遊び心が詰まった特別な車両の数々が静かに、しかし強烈な存在感を放っていた。なかでも大きな注目を集めたのが、ウェールズ出身のアーティストであるデススプレー(デビッド・グワイザー)がデザインを手がけた新型「フライングスパー」である。この車両には暗闇で光る特殊なカラーリングが施されており、日が沈むにつれてその真の姿を鮮やかに現した。

さらに会場には、今年の1月に開催されたFATアイスレースで初公開されたオフロード仕様の「ベンテイガ X コンセプト」も姿を見せた。これらに並んで展示されたのが、2003年のル・マン優勝車である伝説のレーシングカー「スピード8」である。どこへ行っても絶大な人気を誇るこの名車は、今回のイベントでも多くのファンの熱い視線を集めていた。

時を超えるベントレーのスピリット

新旧の多彩なラインナップの最後を飾ったのは、1926年製のオリジナルモデル「スーパー・スポーツ」、愛称「スモーキー」である。この歴史的な名車は、マードレ島というプライベートアイランドで催された特別なドライバーズ・ディナーに華を添えた。オーナーであるマイク・トンプソンと息子のジョシュの厚意により、夏の間ベントレーに貸し出されていたスモーキーは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードやモントレーなどの大舞台を駆け抜け、新型スーパースポーツの門出を力強く後押ししてきた。

ベントレーモーターズのマーケティング・ディレクターを務めるベン・ワッタムは、「トゥット・ベネは素晴らしい車と人々が集まり、堅苦しくならずに楽しむためのイベントである」と語る。1926年のスーパーカーからパイクスピークの車両、そしてアートと融合した最新モデルまで、ベントレーが今回持ち込んだ多彩な車両は、まさにこのイベントの自由な精神と完全に共鳴している。先月のモントレーでの成功に続き、ベントレーとトゥット・ベネの良好な関係は、今後も新たなクルマの楽しみ方を提示してくれそうだ。

【ル・ボラン編集部より】

暗闇で光る最新鋭のフライングスパーと、1926年製の名車「スモーキー」が同じ湖畔の風を切る。このコントラストこそ、単なる速さを超えた豊かなモータリングの真髄だ。ベントレーのクルマには常に強大なパフォーマンスと、それをひけらかさない英国特有の粋が同居している。パイクスピークを制覇した野性が、イタリアの優雅な社交場にすんなりと馴染むのも、彼らが長年紡いできた揺るぎない歴史的系譜がなせる業であろう。

【画像15枚】暗闇で光る特別仕様車からル・マン優勝車まで。イタリアの地を駆け抜けたベントレーの走りを見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Bentley Motors
LE VOLANT web編集部

AUTHOR

注目の記事
注目の記事

RANKING