“トールハンマー”のLEDヘッドライトはよりスリムに!
ボルボは2030年までにフルエレクトリックブランドになることを発表しているが、そのラインアップに含まれる予定のフラッグシップセダン、『S90』次世代型の予想CGを入手した。
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第2世代となる現行型S90は2017年に登場、2020年には一部改良が行われているが、EVへ加速するブランドにとって次世代型はフルエレクトリックとなると予想される。
同ブランドは2021年に「リチャージコンセプト」を発表、将来のデザイン言語を披露したが、まだこのデザインを取り入れたモデルは登場していない。この進化したブランドアイデンティティは、クロスオーバー/SUVでデビューする可能性が高いが、デジタルアーティストのTheottle氏はセダンで表現した。
スリークォーターのレンダリング (フロントとリア) は、現行型のボルボS90に基づいており、同じプロポーションとスタンスを保持している。ただし、すべてのボディパネルはデジタル加工で新設計されている。
フロントエンドでは、「トールハンマー」のグラフィックが施されたLEDヘッドライトがよりスリムになり、グリルとフロントバンパーは現行型よりもすっきりと見える。またクロムの使用が大幅に減り、引き締まったフェンダーはエアロスタイルのアロイホイールを強調、フラッシュドアハンドルは抗力の低減に貢献するはずだ。
リアエンドでは、テールゲートを囲む全幅のLEDテールライトと、シンプルなリアバンパーが確認できる。
現在ボルボでは、SUVが総売上高の75%を占めるが、セダンとエステートにも力を入れている。しかし、これは同ブランドがS60/V60とS90/V90の両方のラインを継続することを意味するものでなく、今後の状況によっては、ハイライディングスタイル、あるいはモデルの統合などが計画される可能性もある。だがフラッグシップセダンは重要な位置づけとみられ、後継モデルは存続することは間違いないだろう。
S90次世代型/後継モデルの登場は2025年と予想される。