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【新型三菱アウトランダーPHEV徹底試乗②高速道路編】静かで速くてシャシーも余裕綽々!

三菱アウトランダーPHEV

2024年10月末に発表された新型アウトランダーPHEVの評価がすこぶる高い。現行型のデビューから約3年というショートスパンでの改良版だが、実際に走らせてみると、その進化の幅はマイナーチェンジの域にとどまらないことが実感させられる。大幅に磨き上げられたパフォーマンスの真実を、モータージャーナリストの島下泰久が走行シーン別にコメント動画を交えて解き明かしていく。全3編のうち第2回目は「高速道路編」をお届けする。

移動時間を一層豊かなものに

街中を走り抜けて、新型アウトランダーPHEVで高速道路へ。本線に合流してアクセルペダルに乗せた右足に力を込めると、即座に加速態勢へと移るその瞬発力で、4輪電気モーター駆動の旨味を堪能できる。

【画像9枚】三菱アウトランダーPHEVの高速道路偏フォトギャラリーはコチラ

2359㏄の直4エンジンに組み合わせるPHEVシステムは従来比で約20%出力をアップ。モーターのトルク特性をマイルドにすることで車両の挙動がさらに安定し、快適性を向上させている。リチウムイオンバッテリーも刷新。容量を従来比で約10%増の22.7kWhとすることで、EV航続距離は取材車のP Executive Packageで83kmから102km(WLTCモード)に伸長している。

しかも今回、最高出力が約2割も向上したことで、その加速は持続力を高めている。伸び感が容易に途切れることなく、息の長い加速を味わわせてくれるようになったのだ。おかげで、0→100km/h加速タイムはこれまでより約2秒も速くなったのだそうだ。
三菱アウトランダーPHEV恩恵は速さだけではない。これまでよりもエンジンのかかる頻度が下がって、EVらしい走りの滑らかさが一層強まっている。しかも嬉しいのは、街中でも実感した静粛性の高さが、こうして高い速度域で走らせると、さらに際立つことだ。今回、タイヤの変更の他にも、遮音材や吸音材の追加、エンジン始動タイミングの微調整などを行ない、持ち前の静粛性に更に磨きをかけている。小さな積み重ねだが効果は大きく、正直言ってエンジンが始動してもまるで気づかず、気にならないほどだ。

モーターを前後に配置するツインモーター4WDと、三菱独自の四輪制御S-AWCによるボディコントロールはさらに進化。改良されたサスペンションや新サマータイヤの採用により、あらゆるシーンで意のままの走りを引き出すことができる。

動力性能のみならず、シャシー性能においても、一層の余裕を漂わせるようになった。実際、この点においても見直しは念入りに行なわれている。実は新型アウトランダーPHEVは、久々にヨーロッパでも販売される。そこで今回、現地でアウトバーンも含めた走り込みを行ない、走りを煮詰めたのだという。電動パワーステアリングやS-AWCのセッティングも改められた結果、高速域での姿勢の落ち着きが増して、安定性そして快適性が大幅に引き上げられたのは、ステアリングを握れば明らかだ。

三菱アウトランダーPHEV

用途に応じてフレキシブルに展開できるラゲッジスペース。5名乗車時にはサードシート床下に収納、フラットなフロアとして使える。テールゲートはつま先をバンパー下に出し入れするだけで開閉可能。

オーディオのアップグレードにもぜひとも触れておきたい。新たに搭載されたのはヤマハと共同開発した専用のオーディオシステム。その中でも試乗した「P Executive Package」には、最高峰の「Dynamic Sound Yamaha Ultimate(ダイナミック サウンド ヤマハ アルティメット)」が採用されている。

ヤマハと三菱がアウトランダーPHEV専用に共同開発したオーディオシステムを新採用。取材車のP Executive Packageには最上級の「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」が搭載、計12個のスピーカーとデュアルアンプに加え、車速に応じて音量や音質を自動調整するサウンド補正機能により、あらゆる走行条件下で最高の音楽体験を堪能できる。

ヤマハのエンジニアが三菱自動車に詰めて、音場の徹底的な作り込みを行なったこのオーディオは、まさに一聴の価値あり。雑味の無いクリアな音環境に、原音に忠実とはこういうことかと納得するに違いない。
新型アウトランダーPHEVは、単に全方位で性能向上を果たしたというだけではない。高速道路でのドライブで実感したのは、このオーディオも含めて、クルマで移動する時間を一層豊かなものにするべく進化を果たしたのだということだ。

高速道路編の動画はコチラから

三菱アウトランダーPHEVの市街地編記事はコチラ

【Specification】三菱アウトランダーP Executive Package
■車両本体価格(税込)=6,685,800円
■全長×全幅×全高=4720×1860×1750mm
■ホイールベース=2705mm
■トレッド=前:1590㎜、後:1595mm
■車両重量=2180kg
■エンジン型式/種類=4B12(MIVEC)/直4DOHC16V
■内径×行程=88.0×97.0mm
■総排気量=2359cc
■最高出力=133ps(98kW)/5000rpm
■最大トルク=195Nm(19.9kg-m)/4300rpm
■モーター形式/種類=前:S91/交流同期電動機、後:YA1/交流同期電動機
■モーター最高出力=前:85ps、後:100ps
■モーター最大トルク=前:255ps、後:195ps
■バッテリー種類=リチウムイオン電池
■燃料タンク容量=53L(レギュラー)
■燃費(WLTC)=17.2km/L
■サスペンション形式=前:マクファーソンストラット/コイル、後:マルチリンク/コイル
■ブレーキ=前後:Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前後:255/45R20

三菱アウトランダーPHEVのより詳細な情報はコチラから

フォト=郡大二郎 D.Kori
島下泰久

AUTHOR

1972年生まれ。1996年よりフリーランスとして活動。国際派モータージャーナリストとして年間20回近い海外取材を敢行し、試乗台数は年間延べ200台近くにも及ぶ。雑誌、ウェブなど幅広いメディアへ寄稿するほか、YouTubeチャンネル「RIDE NOW -Smart Mobility Review-」を主宰する。2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、著書に『間違いだらけのクルマ選び』(草思社)、『クルマの未来で日本はどう戦うのか?』(星海社)などがある。

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