ニューモデル

GTIイーター、「フォード・フォーカスST」が新型に。

5ドアハッチバックとワゴンに設定

欧州フォードは2月18日、フルモデルチェンジを受けたフォーカスの高性能モデル「フォード・フォーカスST」を発表した。欧州では2019年夏より市場に導入される見通しだ。

新型にはガソリンとディーゼルの2種類のエンジンを用意。ガソリン仕様は280ps/420Nmを発揮する2.3L直列4気筒ターボの「EcoBoost」エンジンを搭載。このエンジンスペックは従来型のフォーカスSTのそれよりパワーが12%以上、トルクは17%以上向上しているという。一方ディーゼル仕様は、190ps/400Nmを引き出す2L直列4気筒ターボの「EcoBlue」だ。トランスミッションはレブマッチング機能を搭載した6速MTと、7速ATを設定している。ちなみに0-100km/h加速タイムは、EcoBoostエンジン搭載車で6秒未満を実現しているとのこと。

メカニズム面では、前輪駆動車用に電子制御式の「eLSD」が初めて採用されたほか、ドライバーが任意に設定できる「CCD(コンティニュアス・コントロールド・ダンピング)」システムや、現行のフィエスタSTにも搭載されているクイックレシオの電動パワーステアリングを搭載。従来型以上にダイナミックなパフォーマンスと快適な乗り心地を両立させている。

ボディタイプは5ドアハッチバックとワゴンをラインナップ。外観は空力性能を追求したバンパーや、冷却性能を高めたハニカムメッシュデザインのフロントグリル、強力なダウンフォースを生み出すリヤスポイラーを装着。フロントが320×27mm、リヤは302×11mmのディスクを組み合わせブレーキもレッドキャリパーを採用するなど、STならではのアイテムが採用されている。ホイールサイズは18インチが標準で、デザインの異なる18インチのほか、19インチをオプションで設定する。

シートバックに「ST」を表示するレカロ製スポーツシートが目を引くインテリアでは、スポーツステアリングやエンボス加工を施したアルミ製シフトノブなどにより、スポーツモデルであることが主張されている。

8インチのカラータッチスクリーンを組み合わせるインフォテイメントシステムは、フォード最新の「SYNC3」を搭載。このシステムはApple CarPlayやAndroid Autoに対応しているほか、最大10台の端末にWi-Fi接続できる。

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