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メルセデス・ベンツ新型Sクラスに採用されるインテリジェント・ドライブが新次元に

ダイムラーは4月6日、今秋発表を予定している次期型メルセデス・ベンツSクラスに搭載する新世代の運転支援機能を公開。この新機能は、将来の自動運転に向けてさらに歩みを進めたものだという。

 

ナビやCOMANDシステムとも連携

 

「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」は、ディストロニックで走行速度を設定しても、カーブやジャンクション、ラウンドアバウト、料金所などに差し掛かることを検知すると、自動で加減速やステアリングのアシスト操作を行なう。ナビゲーションシステムを使用している場合は設定ルートが考慮され、例えば高速道路の走行車線を走っているとき、目的の出口に近づくと自動的に減速する。

 

この機能は、高速道路では0~210㎞/hの範囲で先行車との距離を制御しながら車線をキープしてくれるほか、走行モード(ECO/コンフォート/スポーツ)や道路の勾配にも対応し、滑らかで効率的なドライブを実現する。ECOモード時は、エンジンとトランスミッションを切り離した惰性走行によって燃費向上に寄与するコースティング機能も働く。

 

COMANDオンラインとの連携する「アクティブスピードリミットアシスト」は、道路標識や道路作業中の標識を認識し、交通規則を順守するよう制御する。もちろんナビゲーションシステムとも連携し、更新された道路情報が反映される。設定速度は最高130㎞/hまで。

 

Mercedes-Benz Intelligent Drive in der neuen S-Klasse

 

「アクティブエマージェンシーストップアシスト」は、アクティブステアリングアシスト機能の使用時に、ドライバーがステアリング操作やステアリングに備わるスイッチ操作、ペダル操作をしなかった(とクルマが認識した)場合に、視覚的あるいは聴覚的な警告を発する。それにドライバーが反応しない(と認識された)場合、自動的にブレーキかけ停止させる。この機能は、ドライバーが突然意識を失うなど運転操作ができなくなったときなどに有効で、停止後はパーキングブレーキが自動でかかり、緊急通報システムが作動。このとき、救急隊員などがキャビンにアクセスできるようにドアのロックは解除される。

 

そのほか、駐車場の検索や駐車スペースへの入庫操作をアシストする「アクティブパーキングアシスト」や、スマートフォンによって、狭いスペースなどへの駐車を遠隔操作(前進・後退のみで最大15mまで)できる「リモートパーキングアシスト」などが採用される。

 

もちろん、すでに現行Eクラスに導入済みの「アクティブレーンチェンジアシスト」や「アクティブブラインドスポットアシスト」、「アクティブブレーキアシスト」なども採用される。

 

 

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