「CD6プラットフォーム」にⅤ8ガソリン+2モーターのシステムを構築?
フォード伝統の2ドアクーペ、「マスタング」の次期モデルがハイブリッドカーとして登場する可能性が高いことが明らかに。そこで、今回は現在までに得られている情報をもとにエクステリアの予想CGを制作してみた。
1964年に誕生した初代マスタングといえば、当時フォードに在籍し後に瀕死のクライスラーを再建した、リー・アイアコッカが企画したスペシャルティカーの始祖だ。以来、アメリカでは「ポニーカー」カテゴリーの代表格として親しまれる一方、「シェルビー」に代表される高性能バージョンも登場。2014年にデビューした現行型は、本格的グローバルモデルに位置付けられ世界各地で販売され、フォードは世界の「ベストセラー・スポーツカー」と主張する。
さて、そんな伝統の銘柄であるマスタングの次期モデルだが、海外在住のデザイナー氏が手がけた予想CGでは、シャープな造形のヘッドライトやインテーク類、大胆なボディサイドのキャラクターラインが印象的だ。その一方、グリーンハウスの基本的な構成やテールライトなどには歴代マスタングのテイストが残されていて、しっかりとその系譜も感じられる。マッシブな佇まいも、アメリカのスポーツモデルらしい。
マスタングといえば、その名を冠したピュアEVである「マッハE」のデビューも記憶に新しいところだが、“本家”の次期モデルはどうなるのかというと、アーキテクチャーにはSUVの「エクスプローラー」から流用した「CD6」プラットフォームを採用。現行型のパワーユニットはコンベンショナルなガソリンエンジンのみ(直4とV8)だが、次期型ではV8ガソリンに2基の電気モーターを組み合わせた本格的なハイブリッドが採用される模様。その開発が順調に進めば、ワールドプレミアは2022年になるという。