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軍用「Gクラス」の真髄ここにあり。メルセデスがパリで放つ特殊任務向け最新モデルとスプリンター

ユーロサトリ2026に出展したメルセデス・ベンツのミリタリー仕様モデル

ユーロサトリ2026で披露された「もうひとつのメルセデス」

メルセデス・ベンツは、パリで開催されている世界有数の安全保障・防衛専門見本市「ユーロサトリ2026」において、救助および特殊任務向けの「Gクラス」のバリエーションモデルを公開した。さらに今回、過酷な任務を想定した「スプリンター(Sprinter)」および「ヴィト(Vito=Vクラスの商用仕様)」をベースとする防衛向けバンモデルを同見本市で初めて展示している。長年培ってきた技術力により、人道支援や防衛といった特殊なニーズに応える最新の車両群とエネルギーソリューションを提案している。

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絶対的な機動力を約束するラダーフレームと3つのデフロック

Gクラスは誕生から45年以上にわたり、過酷な条件下で最高レベルの機動性を提供してきた。現在までに7万4000台以上が世界中のパトロールや災害派遣、平和維持活動で活躍しており、中には30年以上の耐用年数を記録した車両も存在する。

「ユーロサトリ2026」で展示されるすべてのGクラスのバリエーションは、実績のあるラダーフレーム構造を採用し、ディファレンシャルロックを備えている。最大241mmの地上高により最大100%の登坂能力と最大28度の最大傾斜角、そして最大660mmの渡河水深を実現している。搭載されるコモンレール式ターボディーゼルエンジンは、低品質な燃料やケロシンを使用した場合でも600km以上の航続距離を誇る。

今回展示された「G 350 d ステーションワゴン」の改良版は、車両総重量が4.5tへと引き上げられ、1tを大きく超える積載量を確保している。車体前後にはヘリコプターでの輸送を可能にする特殊なタイダウンおよび牽引アイが装備されているほか、パンク時でも最大100kmの走行が可能なランフラットタイヤも設定されている。

また、ドイツ連邦軍の新しい無線・指揮車両として採用された「ヴォルフ2」も初めて公開された。このモデルは、新たなデジタル無線・指揮システムである「D-LBO」を標準装備した初の車両となる。さらに、車両総重量4.9t、2t以上の積載量を持ち、救急車や部隊輸送車などの架装に対応する専用シャシーモデルも用意され、幅広い特殊車両のベースとして機能する。

ユーロサトリ初出展。高い適応力で防衛任務を支える「スプリンター」と「ヴィト」

メルセデス・ベンツ・バンは25年以上にわたり防衛分野で実績を重ねており、NATO諸国へ車両を供給してきたが、ユーロサトリへの出展は今回が初となる。世界中で販売される「スプリンター」の75%は改造を施されており、官公庁や軍事目的にも利用されている。展示されるスプリンター4×4モデルは最大5.5tの車両総重量を持ち、140kW(190ps)の出力を発揮する2Lディーゼルエンジンとオートマチックトランスミッションを組み合わせることで、経験の浅いドライバーにも扱いやすい設計となっている。エンジンの動力取り出し装置(PTO)によって無線やレーダーへの柔軟な電力供給が可能な点も大きな強みだ。

一方、中型バンの「ヴィト」は、憲兵隊向け車両として特別に仕立てられた仕様が披露された。エアサスペンションによる可変地上高機能、迷彩塗装、オールテレーンタイヤを装備し、車内には武器ホルダーや無線システムが搭載されている。これにより、完全な戦術戦闘車両ではなくとも、バンプラットフォームが持つ高い適応力と拡張性を証明している。

Gクラス×スプリンターで構築。次世代ドローン防衛とインテリジェント蓄電システム

今回の見本市では、ディープテック・スタートアップのタイタン・テクノロジーズおよび架装メーカーのビンツとの協業による、スプリンターとGクラスを連携させたドローン防衛車両ネットワークも初公開された。スプリンターの車内には2名分のオペレーター席や監視用・迎撃用ドローンの発射ボックスが備えられ、Gクラスには伸縮式のレーダーマストとドローン発射モジュールが搭載されている。この協業をさらに深めるため、両社は6月10日にベルリンで開催されたILA 2026において覚書(MoU)に署名した。

また、ドローンやレーダーなど現代の任務で不可欠となる膨大な電力需要に応えるため、「メルセデス・ベンツ・エナジー」がインテリジェントなモバイル蓄電システムを提案している。自動車用バッテリーモジュールを活用することで、小規模なものからメガワット時クラスの大規模インフラ向けまで対応可能なスケーラブルなシステムを構築し、脆弱な燃料供給網に依存しないハイブリッドなエネルギーソリューションを提供している。

【ル・ボラン編集部より】

我々が街中で目にするGクラスは今や高級SUVの代名詞だが、ユーロサトリで披露された姿こそが「ゲレンデヴァーゲン」の真骨頂だ。ラダーフレームや3つのデフロックという基本骨格が、誕生から45年を経てもなお最前線の過酷な任務に耐えうる事実は、その設計思想の正しさを雄弁に物語る。極限のラグジュアリーへと進化する市販車と、前線で命を繋ぐ泥臭い特殊車両。一見相反する二つの顔が、同じ血統のうえで高度に両立していることこそ、このクルマが放つ唯一無二の凄みである。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。

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